現在使われている人工乳房(バッグ)の種類は、主に3種類:バストアップ・豊胸の方法 自力エクササイズから美容手術まで

現在使われている人工乳房(バッグ)の種類は、主に3種類

豊胸手術で使用される人工乳房の種類は様々あります。
その性質をそれぞれ紹介します。

『シリコンバッグ』は、世界的に見てももっとも古くから、豊胸手術で利用されています。
シリコンバッグの中には、シリコンジェルという液状の物質が入っています。
非常に柔らかくて自然な感触なのですが、バッグが破損した場合、体内に内容物が漏れ出してしまう危険性があります。
そのため、アメリカの厚生省にあたるFDAは、1992年にシリコンバッグの使用中止を要請しました。
しかし、自己免疫疾患や乳がんなど、心配されていた因果関係は否定されて、現在でもヨーロッパでは、頻繁に使用されているようです。

シリコンバッグを改良したのが、『コピーシブシリコンバッグ』です。
コヒーシブシリコンとは、液漏れしないグミのようなシリコンです。
以前は、あまり柔軟性がなく問題となっていたようですが、今では改良されて非常に柔らかいものになりました。
現在では、もっとも多く利用されているようです。

『生理食塩水』が入ったバッグも利用されています。
生理食塩水の長所としては、万一、漏れ出してしまっても、深刻となる副作用が出にくくなり安全だということです。
また、バッグを挿入するための切開が小さくて、傷が目立ちません。
胸の大きさをできるだけ調整できることも、利点のひとつです。
ただし短所もあります。
形状が不安定になったり、飛行機などで気圧が低くなると膨らんでしまったりする場合があります。

CMC(カルボキシメチルセルロース)バッグは、触った感触がもっとも本物の乳房に近いようです。
しかし、フランスやアメリカのFDAで、その内容物が漏れ出た場合の副作用について問題視されていて、明確には安全性を認められていないようです。

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